作家について

PROFILE

二代目 長谷川浩史

二代目

長谷川浩史

私と神代杉との出会いは、父から始まります。
父は建具工芸を営みながら、神代杉の魅力に魅せられ、その入手が困難だった時代に、自ら米杉を神代色に着色する技術を開発し、特許を取得。通産大臣賞を受賞するまでに至りました。
それでも本物の神代杉への想いは尽きず、ある日、秋田県仁賀保町のダム工事現場で大量の神代杉が発掘されたとの知らせを受けます。父は現地へ赴き、その木々に一目で魅了され、10トントラック3台分すべてを買い取りました。それが、本格的な神代杉工芸の始まりでした。
父は独学で工芸家としての道を究め、数々の功績を残しました。
私は長らく会社勤めをしておりましたが、幼い頃から父のそばで技術を学んでいたこと、そして兄を不慮の事故で亡くし後継者がいなくなったことから、「この技を継承できるのは自分しかいない」との想いで早期退職を決意。父から受け継いだ技術と、神代杉への敬意を胸に、日々制作に向き合っています。